- 2011-02-23 Wed 22:41:00
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いせフィルムの撮影の仕事で北海道へ行ってきました。
いせフィルムの最新作「大丈夫。」では星空の映像を使っていただき、
“いせ組”の末席に“星組”として加えていただいた次第です。
伊勢カントクは10年以上にわたって小児ガンを患った子どもたちを撮り続けています。
その中から生まれたのが映画「風のかたち」や「大丈夫。」
今回は北海道・滝川市の「そらぷちキッズキャンプ」で行われたウィンターキャンプの撮影です。

北海道の雄大な景色や、
「そらぷちキッズキャンプ」で懸命に働く若いスタッフたち、
乗馬や雪遊びを支えるボランティア、、、、
いろいろなことに感じ入ったり嬉しくなったりしましたが、
なかでもいちばん感動したのがキャンプに参加した子どもたちの眼のうつくしさ。
その瞳は生命力にあふれてキラキラと輝いていました。
映画「大丈夫。」の主人公・細谷亮太先生(小児科・聖路加国際病院副院長)が仰っていましたが、
「今、子どもたちのキレイな瞳に出会おうとすると東南アジアやアフリカへ行かなければならない、
日本ではもう子どもの眼の輝きは失われてしまった、と云われるが、そんなことはない。
いのちというのはそんなにヤワなものではなくて、ゲームやパソコンと切り離し、
自然の中に身をおいて遊ばせてやれば子どもたちは数日で眼の輝きをとりもどすのですよ。」と。

この写真集は今回のキャンプにスタッフとしても参加していた写真家・小西貴士さんにいただきました。
子どもたちの素敵な姿がたくさん捉えられています。
日中は子どもたち、
夜明けや夕景の実景、
夜中は星空と、
ほとんど寝る間もないハードな撮影がつづいてヘロヘロになりましたが、
何ともあたたかい気持ちで北の大地をあとにすることが出来ました。