- 2016-12-21 Wed 23:14:33
- 穂高
しばらく冬穂高の撮影のため稜線にいました。
そして今日の午後に下山してきたのですが、写真は今朝方の冬至の夜明け前のものです。

(2016/12/21 5:45a.m. 白出のコルにて「冬至の星月夜」)
街の灯りがやけに近く美しくも見えて、
そうした師走の喧騒の中にある人々の営みとはまるで別世界であるかのように、
雪の穂高は静かに雪煙を上げていました。
冬至というと、昨年の谷口けいちゃんの遭難を思い出さずにはいられません。
あの時の衝撃、そして訪れた深い嘆きや悲しみは、一年という時間を経た今は、なんというか穏やかな懐かしさのような気持ちになっています。
それは例えば「この世は、目の前にあるものだけがすべてじゃない」というようなことでしょうか。
もう言葉を交わすことは出来ないし、いっしょに攀じることもないわけですが、
私たちが生きる今この世界には、もう彼女はいなくても、
誰に知られることもなく星月夜の下に穂高があるように、
彼女は確かに在りつづけている気がするのです。
そして今日の午後に下山してきたのですが、写真は今朝方の冬至の夜明け前のものです。

(2016/12/21 5:45a.m. 白出のコルにて「冬至の星月夜」)
街の灯りがやけに近く美しくも見えて、
そうした師走の喧騒の中にある人々の営みとはまるで別世界であるかのように、
雪の穂高は静かに雪煙を上げていました。
冬至というと、昨年の谷口けいちゃんの遭難を思い出さずにはいられません。
あの時の衝撃、そして訪れた深い嘆きや悲しみは、一年という時間を経た今は、なんというか穏やかな懐かしさのような気持ちになっています。
それは例えば「この世は、目の前にあるものだけがすべてじゃない」というようなことでしょうか。
もう言葉を交わすことは出来ないし、いっしょに攀じることもないわけですが、
私たちが生きる今この世界には、もう彼女はいなくても、
誰に知られることもなく星月夜の下に穂高があるように、
彼女は確かに在りつづけている気がするのです。
Comments: 1
- nao URL 2017-02-08 Wed 22:36:15
この写真が見たくてたまに寄るようになりました。
泣きたくなる位に綺麗ですね。