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2017年04月 Archive
新雪烈風
- 2017-04-27 Thu 06:01:22
- 穂高
昨日からの積雪は小屋周辺で30〜40㎝、吹き溜まりでは1mを超えました。

(2017/04/27 5:20a.m.)
写真は前回のものとほぼ同じアングルですが、ご覧の通り、苦労して開けた玄関もほぼ埋まってしまいました。
で、実は穂高岳山荘は今日から営業開始となるのですが、とても「どうぞいらしてください」と言える状況ではないですね。
現状では、雪崩への最大限の注意が必要です。
涸沢でもそれなりの積雪となったようで、涸沢ヒュッテも真っ白になっていました。
稜線へはおろか、本谷〜涸沢も警戒が必要ではないでしょうか。
今日、明日は、晴れ間はあっても上空に寒気が入っています。
とても山が迎えてくれる天候とはなりそうにないです。
何よりこの大量の新雪に、無理をして楯突くべきではありません。
先ほど撮影をしていて危うく風に飛ばされそうになりました。
稜線の強風は知っているつもりですが、風で体が浮くなんてそうそうはありません。
ちょっと穂高が「本気」になっているようです。

(2017/04/27 5:20a.m.)
写真は前回のものとほぼ同じアングルですが、ご覧の通り、苦労して開けた玄関もほぼ埋まってしまいました。
で、実は穂高岳山荘は今日から営業開始となるのですが、とても「どうぞいらしてください」と言える状況ではないですね。
現状では、雪崩への最大限の注意が必要です。
涸沢でもそれなりの積雪となったようで、涸沢ヒュッテも真っ白になっていました。
稜線へはおろか、本谷〜涸沢も警戒が必要ではないでしょうか。
今日、明日は、晴れ間はあっても上空に寒気が入っています。
とても山が迎えてくれる天候とはなりそうにないです。
何よりこの大量の新雪に、無理をして楯突くべきではありません。
先ほど撮影をしていて危うく風に飛ばされそうになりました。
稜線の強風は知っているつもりですが、風で体が浮くなんてそうそうはありません。
ちょっと穂高が「本気」になっているようです。
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帯状高気圧
- 2017-04-24 Mon 18:26:23
- 穂高
ここ3日ほどは安定した晴天が続きました。
「帯状高気圧」ってやつですかね。
気温もぐんぐん上がって雪も緩み、除雪もはかどりました。

(2017/04/24 2:20p.m.)
ご覧の通り小屋の屋根も半分以上出ました。
そして除雪のとりあえずの目標である一階の玄関に今日の午後到達!
これで何とか営業開始日には玄関からお客さんをお迎えできそうです。
そうしてブチ働いた一日の終わりには、こんなご褒美が、

今までにこうした光景をどれくらい目にしたのか、もう数えも出来ませんけれど、
幾度見ても心に染みる、永遠の風景だと思います。
「帯状高気圧」ってやつですかね。
気温もぐんぐん上がって雪も緩み、除雪もはかどりました。

(2017/04/24 2:20p.m.)
ご覧の通り小屋の屋根も半分以上出ました。
そして除雪のとりあえずの目標である一階の玄関に今日の午後到達!
これで何とか営業開始日には玄関からお客さんをお迎えできそうです。
そうしてブチ働いた一日の終わりには、こんなご褒美が、

今までにこうした光景をどれくらい目にしたのか、もう数えも出来ませんけれど、
幾度見ても心に染みる、永遠の風景だと思います。
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除雪
- 2017-04-22 Sat 06:21:26
- 穂高
我が穂高小屋における「小屋開け」とは、すなわち雪との格闘です。
穂高稜線の積雪は、たいてい4月から5月にかけてその年の最大となります。
小屋周辺の深いところでは8mを超えていると思われ、屋根の上でさえ5m以上乗っている場所もあります。

(2017/04/21)
それでも、小屋の飛騨側(西側)は雪が風に飛ばされて屋根が見えている年も多いのですが、
今年は湿雪が多かったと見えて、飛騨側屋根にもしっかり雪が乗っています。
で、張り替えたばかりのトタン屋根はとても滑りやすく、ヘタをすると白出沢まで一直線に吹っ飛びかねません。
なのでロープで確保を取りながらの作業です。

(2017/04/21)
しかし、まる3日スタッフがフル稼働して格闘しても、まだほとんど屋根が出てこないという今年、
「どんだけ雪多いんや!」とのボヤキも出ようというもの。
連日の疲労からかちょっと体調を崩し気味のスタッフも出てきていて心配です。
なんとか今日からの晴天に期待ですね。
穂高稜線の積雪は、たいてい4月から5月にかけてその年の最大となります。
小屋周辺の深いところでは8mを超えていると思われ、屋根の上でさえ5m以上乗っている場所もあります。

(2017/04/21)
それでも、小屋の飛騨側(西側)は雪が風に飛ばされて屋根が見えている年も多いのですが、
今年は湿雪が多かったと見えて、飛騨側屋根にもしっかり雪が乗っています。
で、張り替えたばかりのトタン屋根はとても滑りやすく、ヘタをすると白出沢まで一直線に吹っ飛びかねません。
なのでロープで確保を取りながらの作業です。

(2017/04/21)
しかし、まる3日スタッフがフル稼働して格闘しても、まだほとんど屋根が出てこないという今年、
「どんだけ雪多いんや!」とのボヤキも出ようというもの。
連日の疲労からかちょっと体調を崩し気味のスタッフも出てきていて心配です。
なんとか今日からの晴天に期待ですね。
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ブリザードの朝
- 2017-04-20 Thu 02:49:10
- 穂高
一昨日、山へ入りました。
直前に通過した低気圧は各地で台風並みの風をもたらしたようです。
それは山も同じ。
午後には晴れ渡った青空となったのに、なぜこんな強風が吹くのかというほどで、かろうじての入山でした。
二日目は風雪。
外で作業しようにも、時折体が浮くほどの烈風とホワイトアウトで、小屋の周辺ですら身の危険を感じました。
そして夜は、冷え切った寝床に入って風の唸りを聞いていると「あぁ、山へ来たんだな」と実感。
山の風は恐ろしいです。
山では風は大きな危険因子のひとつです。
ここしばらく東京では連日25℃越えとのことですが、穂高稜線はまだまだ冬の名残が強いです。

(2017/04/20 5:20a.m. ブリザードに煙る前穂)
直前に通過した低気圧は各地で台風並みの風をもたらしたようです。
それは山も同じ。
午後には晴れ渡った青空となったのに、なぜこんな強風が吹くのかというほどで、かろうじての入山でした。
二日目は風雪。
外で作業しようにも、時折体が浮くほどの烈風とホワイトアウトで、小屋の周辺ですら身の危険を感じました。
そして夜は、冷え切った寝床に入って風の唸りを聞いていると「あぁ、山へ来たんだな」と実感。
山の風は恐ろしいです。
山では風は大きな危険因子のひとつです。
ここしばらく東京では連日25℃越えとのことですが、穂高稜線はまだまだ冬の名残が強いです。

(2017/04/20 5:20a.m. ブリザードに煙る前穂)
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涸沢
- 2017-04-16 Sun 14:50:37
- 穂高

(2017/04/14 涸沢にて)
今年の涸沢の積雪は、ほぼ例年並み。
でもあちこちにデカいデブリがたくさんありました。
穂高岳山荘は明後日に入山予定ですが、ちょっと天気悪そうですね。
涸沢の大雪原から周囲の穂高を眺める……
春たけなわの下界からは、きっと想像もできない世界がそこにはある、って感じです。
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