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2014年09月 Archive
脅威
- 2014-09-28 Sun 21:01:45
- 穂高
御嶽の噴火は、一両日が過ぎたというのに未だに被害の全貌は明らかにならず、
現時点で失われた31名の被害者数はこれからさらに増加しそうな気配が濃厚です。
まったく自然は途方もない脅威をもたらしますね。
常々山岳遭難はそのほとんどが人間の側に原因があると考えていますが、今回の事故(災害)は人智を遥かに超えた脅威であると思います。
山に関わる暮らしを続けていて、その美しさと厳しさの相貌を教えられる日々ですが、
盛りとなっている紅葉の美しさの傍らで、我々にこのような脅威をもたらす自然というのものに、改めて畏怖と脅威を感じずにいられません。
たまたま晴天の紅葉シーズンの週末であったことが禍いを大きくもしたわけですが、そういった人間の都合に自然はいつも無慈悲なものです。
どうか被害に遭われた方が少しでも少なく、そして懸命のレスキューに携わる方々にくれぐれも二次被害のなきようにと祈るばかりです。
そんな祈りに代えてこの画像を

(2014/09/27 雲海の朝)
…ことの起る日の朝、自然はこんなにも美しい光景を見せてくれてもいたのです…
現時点で失われた31名の被害者数はこれからさらに増加しそうな気配が濃厚です。
まったく自然は途方もない脅威をもたらしますね。
常々山岳遭難はそのほとんどが人間の側に原因があると考えていますが、今回の事故(災害)は人智を遥かに超えた脅威であると思います。
山に関わる暮らしを続けていて、その美しさと厳しさの相貌を教えられる日々ですが、
盛りとなっている紅葉の美しさの傍らで、我々にこのような脅威をもたらす自然というのものに、改めて畏怖と脅威を感じずにいられません。
たまたま晴天の紅葉シーズンの週末であったことが禍いを大きくもしたわけですが、そういった人間の都合に自然はいつも無慈悲なものです。
どうか被害に遭われた方が少しでも少なく、そして懸命のレスキューに携わる方々にくれぐれも二次被害のなきようにと祈るばかりです。
そんな祈りに代えてこの画像を

(2014/09/27 雲海の朝)
…ことの起る日の朝、自然はこんなにも美しい光景を見せてくれてもいたのです…
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滝谷撮影
- 2014-09-26 Fri 23:28:07
- 穂高
涸沢の紅葉が見頃となっています。
例年より1週間ほど早いでしょうか。
でも今日は涸沢ではなく北穂・滝谷へ撮影に行ってきました。

(2014/09/26 滝谷にて「登攀終了」)
先週の寒さが嘘のような暖かな秋の一日で、岩を素手で掴んでも冷たくなかったです。
撮影に協力してくれたふたりの仲間に深く感謝。
ありがとう。
例年より1週間ほど早いでしょうか。
でも今日は涸沢ではなく北穂・滝谷へ撮影に行ってきました。

(2014/09/26 滝谷にて「登攀終了」)
先週の寒さが嘘のような暖かな秋の一日で、岩を素手で掴んでも冷たくなかったです。
撮影に協力してくれたふたりの仲間に深く感謝。
ありがとう。
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寒い朝
- 2014-09-18 Thu 10:40:45
- 穂高

(2014/09/18 7:00am)
ここのところ朝の冷え込みが厳しく、薄雲も広がっていた今朝はなお一層寒々としていました。
そんな寒空を見上げているとなんとチラホラ白いものが!
今年の初雪です。
写真には写らないほどの淡い雪で、しかもほんの30分ほどだけでしたが確かに舞っていました。
今年は秋の訪れが早いようで、ここ数年のような9月の残暑がなく、よく冷えます。
例年であれば10月初旬が見頃の涸沢の紅葉も、このぶんだと今月中に見頃を迎えるかもしれません。
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大賑わい
- 2014-09-15 Mon 16:08:10
- 穂高
好天に恵まれて賑わうだろうな とは思っていたこの連休ですが、いやはやトンデモない大混雑となりました。

(2014/09/15 5:00am 奥穂へ向かう人々の灯り)
昨日の午前中は奥穂へ向かう人々の列が、なんと山荘前の庭を横切ってザイテンまでつながってしまった!

(2014/09/14 8:45am)
長らく小屋に携わっていますが、こんなの初めて見ました。
奥穂へ取り付くのに最長2時間待ちとかで、ほとんど遊園地のアトラクションのノリ。
(実際、やっとのことで降りてきた方々は「あぁ、こわかったぁ〜」とか「いやぁ、おもしろかったぁ〜」とか…)
小屋も13日、14日とも大幅な定員オーバーでてんてこ舞い、まる二日休みなしでブチ働いてヘロヘロです。
あれほど人で埋め尽くされた小屋内が、今朝の部屋そうじの時にはガラーンとして、膨大に残されたゴミと忘れ物の山を前に、なにやら「秋風や ツワモノどもが 夢のあと」みたいな無常観すらおぼえる始末。
それにしても今朝の朝焼けは見事でした。

(2014/09/15 5:26am)
大勢の方が山の荘厳な夜明けを堪能されたようで、
東の空が紅に染まる中、それぞれがそれぞれを目指して歩いていかれました。


(2014/09/15 5:00am 奥穂へ向かう人々の灯り)
昨日の午前中は奥穂へ向かう人々の列が、なんと山荘前の庭を横切ってザイテンまでつながってしまった!

(2014/09/14 8:45am)
長らく小屋に携わっていますが、こんなの初めて見ました。
奥穂へ取り付くのに最長2時間待ちとかで、ほとんど遊園地のアトラクションのノリ。
(実際、やっとのことで降りてきた方々は「あぁ、こわかったぁ〜」とか「いやぁ、おもしろかったぁ〜」とか…)
小屋も13日、14日とも大幅な定員オーバーでてんてこ舞い、まる二日休みなしでブチ働いてヘロヘロです。
あれほど人で埋め尽くされた小屋内が、今朝の部屋そうじの時にはガラーンとして、膨大に残されたゴミと忘れ物の山を前に、なにやら「秋風や ツワモノどもが 夢のあと」みたいな無常観すらおぼえる始末。
それにしても今朝の朝焼けは見事でした。

(2014/09/15 5:26am)
大勢の方が山の荘厳な夜明けを堪能されたようで、
東の空が紅に染まる中、それぞれがそれぞれを目指して歩いていかれました。

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2014 初氷
- 2014-09-12 Fri 08:38:23
- 穂高
今朝、今年の「初氷」を観測しました。
いつの間にやらもうそんな時期です。

(2014/09/12 6:30am)
大陸の高気圧に覆われて晴れ渡った今朝は、5時の時点で気温2℃と冷え込みました。
涸沢では数日前に池の平に氷が張ったようですが、時期としてはほぼ例年並みか少し早いですかね。
さて今週末の連休には大賑わいとなりそうな穂高ですが、今時分の注意すべきキーワードとして「寒暖差」ということがあります。
日中の登りでは半袖で良いくらいが日没とともに急速に気温が下がり、明け方には今朝のように氷点下近くまで冷えることもあります。
ウェアのこまめなレイヤリング調整が必要ですね。
また「秋の日はつるべ落とし」との言葉どおり、日に日に日暮れが早くもなってきています。
日没と同時に急に寒くもなりますので、目的地への行動時間には十分注意してください。
それとこれからの時期は特に悪天候下での稜線での行動は控えるべきで、例えば吊尾根や涸沢岳〜北穂間では雨や霧が気温低下で雪やベルグラ(薄氷)となってしまうと極端に通過が困難にもなります。
と、ここまでつらつらとエラそうなことを記していてふと表を見ると、陽射しは暖かなものの気温はまだ5℃そこそこの中、半袖短パンのガイジンさんが颯爽と奥穂へ登って行かはりました。
ま、ご本人が「寒ない」と思えばそれはそれで良いわけなんですが…
ともかくこれからは「山の喜怒哀楽」が激しくなってくる時期です。
なので少なくとも相手が「怒」のときには近よらんほうがよい。(「触らぬ神に祟りなし」ってやつですね)
で、山の機嫌が良いときに登らせてもらえば思いがけないご褒美があったりも?
と、ここまで記して、我身を省みすればそうそう上手く立ち回れたためしもなく……
ま、山も人もそうそう思うようにはならん ということですか。
なんだかやたらと「振れ幅」の大きい文章ですみませんです。
これもこの季節柄ということでひとつお許しを。
いつの間にやらもうそんな時期です。

(2014/09/12 6:30am)
大陸の高気圧に覆われて晴れ渡った今朝は、5時の時点で気温2℃と冷え込みました。
涸沢では数日前に池の平に氷が張ったようですが、時期としてはほぼ例年並みか少し早いですかね。
さて今週末の連休には大賑わいとなりそうな穂高ですが、今時分の注意すべきキーワードとして「寒暖差」ということがあります。
日中の登りでは半袖で良いくらいが日没とともに急速に気温が下がり、明け方には今朝のように氷点下近くまで冷えることもあります。
ウェアのこまめなレイヤリング調整が必要ですね。
また「秋の日はつるべ落とし」との言葉どおり、日に日に日暮れが早くもなってきています。
日没と同時に急に寒くもなりますので、目的地への行動時間には十分注意してください。
それとこれからの時期は特に悪天候下での稜線での行動は控えるべきで、例えば吊尾根や涸沢岳〜北穂間では雨や霧が気温低下で雪やベルグラ(薄氷)となってしまうと極端に通過が困難にもなります。
と、ここまでつらつらとエラそうなことを記していてふと表を見ると、陽射しは暖かなものの気温はまだ5℃そこそこの中、半袖短パンのガイジンさんが颯爽と奥穂へ登って行かはりました。
ま、ご本人が「寒ない」と思えばそれはそれで良いわけなんですが…
ともかくこれからは「山の喜怒哀楽」が激しくなってくる時期です。
なので少なくとも相手が「怒」のときには近よらんほうがよい。(「触らぬ神に祟りなし」ってやつですね)
で、山の機嫌が良いときに登らせてもらえば思いがけないご褒美があったりも?
と、ここまで記して、我身を省みすればそうそう上手く立ち回れたためしもなく……
ま、山も人もそうそう思うようにはならん ということですか。
なんだかやたらと「振れ幅」の大きい文章ですみませんです。
これもこの季節柄ということでひとつお許しを。
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