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2014年05月 Archive
新緑
- 2014-05-29 Thu 21:45:10
- 穂高
これ、何処だかわかりますか?

実はこれ、昨日の朝に白出沢で下山中に目に留まったひとコマなのです。
写っている人影は僕と交代で入山中の山荘スタッフ達なのですが、こうして切り取ってみるとちょっと日本とは思えない光景ですよね。
穂高ってやっぱ凄いよなぁ と思ってしまう。
で、下山した山麓は新緑で眩しいばかりに輝いていました!

(2014/05/28 白出の森の新緑と涸沢岳・奥穂ジャンダルム)
個人的には秋の紅葉も良いけれど、何と言ってもこの新緑がサイコー!!
この飛騨側の穂高山麓の新緑は本当に美しいです。
(もちろん上高地側もキレイですが…)
何といっても人影まばらで静かなのがいいデス。
さて、来週の映画会で上映するため映像制作で、実は今東京の夜景を見ながらこのブログを更新しています。
…呑んべの私には、白出の新緑と新宿のネオンが同じくらいにキレイに見えてしまう。
ヨワッタモンダ。

実はこれ、昨日の朝に白出沢で下山中に目に留まったひとコマなのです。
写っている人影は僕と交代で入山中の山荘スタッフ達なのですが、こうして切り取ってみるとちょっと日本とは思えない光景ですよね。
穂高ってやっぱ凄いよなぁ と思ってしまう。
で、下山した山麓は新緑で眩しいばかりに輝いていました!

(2014/05/28 白出の森の新緑と涸沢岳・奥穂ジャンダルム)
個人的には秋の紅葉も良いけれど、何と言ってもこの新緑がサイコー!!
この飛騨側の穂高山麓の新緑は本当に美しいです。
(もちろん上高地側もキレイですが…)
何といっても人影まばらで静かなのがいいデス。
さて、来週の映画会で上映するため映像制作で、実は今東京の夜景を見ながらこのブログを更新しています。
…呑んべの私には、白出の新緑と新宿のネオンが同じくらいにキレイに見えてしまう。
ヨワッタモンダ。
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衣替え
- 2014-05-27 Tue 09:34:40
- 穂高
昨日の風雨で山は一変、先日の新雪の衣をすっかり脱ぎ捨てて黒い山肌と残雪とのまだら模様となりました。

(2014/05/27 笠ヶ岳と新緑)
なんだか山がひと晩でそそくさと衣替えをしたかのようです。
そして山裾に目をやると山麓は新緑に輝いていました。
こんな風にある日突然、季節のうつろいというのは実感するものですね。

(2014/05/27 笠ヶ岳と新緑)
なんだか山がひと晩でそそくさと衣替えをしたかのようです。
そして山裾に目をやると山麓は新緑に輝いていました。
こんな風にある日突然、季節のうつろいというのは実感するものですね。
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春の新雪
- 2014-05-24 Sat 14:41:26
- 穂高
一昨日の風雪で山と小屋は再び真っ白。

(2014/05/23 ジャンダルムと山荘)
小屋に入ってかれこれひと月あまり、さんざん除雪をして雪と格闘していますが、
なんだか雪は減るどころか増えている感じさえします。
…もう5月も下旬だというのになぁ
でも陽光は春らしいものでした。

(2014/05/23 日暈と奥穂岩峰)

(2014/05/23 ジャンダルムと山荘)
小屋に入ってかれこれひと月あまり、さんざん除雪をして雪と格闘していますが、
なんだか雪は減るどころか増えている感じさえします。
…もう5月も下旬だというのになぁ
でも陽光は春らしいものでした。

(2014/05/23 日暈と奥穂岩峰)
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どうか…
- 2014-05-18 Sun 20:50:39
- 穂高
報道などでご存知かもしれませんが、また穂高で悲しい事故がありました。

収容に携わった身としては、あまり何も記したくもないのですが、これだけは…
連休後半の事故も、今回も、何れも悪天下での悲劇です。
そして双方とも、おそらく奥穂からの下りでルートを見失ったことが大きな原因ではないかと。
山の登りでは、極端な話仮に道を失ったとしてもひたすら高い方へ行けばいずれ山頂へ至ります。
でも下りではそうはいきません。
以前私は100回以上は歩いた奥穂稜線の下りで、しかも夏、全く風のないガスの中、登山道を見失って肝を冷やしたことがあります。
まして積雪期の現在、ホワイトアウトになった奥穂稜線を下るのはとても難しいのです。
それは経験を積んだ熟達者においてもです。
いや、そういう悪天下でも行動できるベテランであるからこそ、山の落とし穴に陥るのかもしれません。
現在の正確な気象情報に注意を払えば、かなりの精度で悪天は予想可能です。
なので、お願いします。
どうか悪天時の稜線を行動するのは避けて下さい。
私自身、冬に稜線で吹雪かれたこともあれば、そういうコンディションで動かざるを得なかったこともあります。
あるいは敢えてそういった困難を求めることも山登りの一部として理解も出来ます。
ただ今の季節は、厳冬期ではないからこそ余計にそういう罠に陥りやすいのかもしれません。
例えば今日のような快晴の日ならば、少なくともルートを失うリスクは全くといっていいほどない。
そもそもが圧倒的な自然というものを相手にする登山という行為を為すのなら、
出来る限り不要なリスクを避けることはすべての登山者の責務であるはずです。
きっとそんなことは、亡くなられた方たちも十分承知であったに違いない。
だからこそ悔しいし遣りきれない。
たった一日、巡り合わせが違えばこんな悲劇はなかったはずなのですから。
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コブ尾根
- 2014-05-12 Mon 13:43:55
- 穂高
所用で下山していましたが、昨日岳沢からコブ尾根経由で入山しました。

(2014/05/10 岳沢にて)
昨日は最高のお天気で、残雪期の雪稜クライミングを満喫しました。

(2014/05/11 コブ尾根の“コブ”を俯瞰)

(2014/05/11 コブ尾根の頭付近)

(2014/05/11 ロバの耳よりコブ尾根の頭とジャンダルム)
ところで昨日、私はロバの耳の懸垂下降中に下降先のロープを岩溝に引っかけてしまい、
途中でどうにも下りることが出来なくなるというミスをやらかしました。
結局プルージックで数メートル登り返してロープを外さざるを得ず、そこでかなりの時間をロスしてしまいました。
ロバの耳付近は、岩の節理がとてもロープスタックを起こしやすい形状をしており、また下部がナナメ懸垂となるちょっとクセのある場所だと思います。
昨日は快晴のコンディションであったから事無きを得ましたが、あれが吹雪の最中やったらどうやってん? と思うと、考え込まざるを得ません。
事実一昨年春の名古屋の山岳会の遭難は、ジャン飛騨をやった後にこのロバ耳の下降でロープトラブルを起こし、
風雪の中で数時間を費やしてしまったことが、結果遭難へと至ったと聞きました。
先日の茨城のパーティもそんなトラブルに見舞われたかもしれないことは十分考えられます。
山の技術というものは、知識や方法を本や人から学び、それを何度も何度も現場で実践し、その経験を積み重ねる中でしか身につかへんものだと思うのです。
そしてその経験の中でも、失敗したことや上手くいかなかったことはとても大切な財産やと。
でも山では、時としてその些細なミスが死につながってしまうことがある。
そこが難しいところだと思うのです。
死ぬほどの目に遭うことはある意味とても貴重な経験となるのですが、死んでしまっては元も子もありません。
そしてその結果を我々が選ぶことは出来ないのですから。
昨日はとても壮快で楽しい一日ではありましたが、そこにトゲのように刺さった些細なミス。
ほんまに生と死を分けることなんて、自分たちが気がつかないちょっとしたことなのかもしれへんなと思うのです。

(2014/05/10 岳沢にて)
昨日は最高のお天気で、残雪期の雪稜クライミングを満喫しました。

(2014/05/11 コブ尾根の“コブ”を俯瞰)

(2014/05/11 コブ尾根の頭付近)

(2014/05/11 ロバの耳よりコブ尾根の頭とジャンダルム)
ところで昨日、私はロバの耳の懸垂下降中に下降先のロープを岩溝に引っかけてしまい、
途中でどうにも下りることが出来なくなるというミスをやらかしました。
結局プルージックで数メートル登り返してロープを外さざるを得ず、そこでかなりの時間をロスしてしまいました。
ロバの耳付近は、岩の節理がとてもロープスタックを起こしやすい形状をしており、また下部がナナメ懸垂となるちょっとクセのある場所だと思います。
昨日は快晴のコンディションであったから事無きを得ましたが、あれが吹雪の最中やったらどうやってん? と思うと、考え込まざるを得ません。
事実一昨年春の名古屋の山岳会の遭難は、ジャン飛騨をやった後にこのロバ耳の下降でロープトラブルを起こし、
風雪の中で数時間を費やしてしまったことが、結果遭難へと至ったと聞きました。
先日の茨城のパーティもそんなトラブルに見舞われたかもしれないことは十分考えられます。
山の技術というものは、知識や方法を本や人から学び、それを何度も何度も現場で実践し、その経験を積み重ねる中でしか身につかへんものだと思うのです。
そしてその経験の中でも、失敗したことや上手くいかなかったことはとても大切な財産やと。
でも山では、時としてその些細なミスが死につながってしまうことがある。
そこが難しいところだと思うのです。
死ぬほどの目に遭うことはある意味とても貴重な経験となるのですが、死んでしまっては元も子もありません。
そしてその結果を我々が選ぶことは出来ないのですから。
昨日はとても壮快で楽しい一日ではありましたが、そこにトゲのように刺さった些細なミス。
ほんまに生と死を分けることなんて、自分たちが気がつかないちょっとしたことなのかもしれへんなと思うのです。
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