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2014年01月 Archive
千波の滝
- 2014-01-18 Sat 09:46:40
- 穂高
寒い日が続きますね。
もうじき二十四節気の「大寒」ですし、そろそろ寒さの底なのかもしれません。
カーラジオで「今日はモウレツな寒さです」という言葉を聞きましたが、モウレツな暑さというのは聞いたことがあっても寒さの方では初めてでした。
で、そんなモウレツな中、昨日は「千波の滝」へ行ってきました。

(2014/01/17 「千波の滝」遠望)
甲府郊外にあるこの滝はアプローチ至便で約150mのマルチピッチのアイスクライミングが楽しめます。
里山の中にこつ然とかかる一条の白い筋は地元の冬の風物詩だそうで、その存在には「ようまぁ、こんな所に!」と驚かされます。
1000mにも達しないその標高の低さから結氷のタイミングや状態はかなり微妙らしく、ここの所の冷えこみを当て込んでのチャレンジでした。

取り付きまで行ってみるとやはりまだちょっと時期が早かったようで、横幅はしっかりあるものの部分的にかなり薄そうでした。
特に1ピッチ目の左上するところはウロコ状の薄氷で、「アイツ… ようこんなんリードしたなぁ」と相棒のN君に感心するやら呆れるやらで、かなりビビりながら私はフォローしました。
その後2ピッチ目と3ピッチ目は概ね快適。
Mガイドのアシストもあってなかなかに満足のいくクライミング&撮影が行えました。
それにしても痛めてから概ね一年になるというのに右足首の状態がなかなか良くなりません。
昨日のようなロングルートになるとかなり痛みも出てしまったりしてうまくないです。
ちょっと大人しくしとらななぁ とは思うのですけれど…
もうじき二十四節気の「大寒」ですし、そろそろ寒さの底なのかもしれません。
カーラジオで「今日はモウレツな寒さです」という言葉を聞きましたが、モウレツな暑さというのは聞いたことがあっても寒さの方では初めてでした。
で、そんなモウレツな中、昨日は「千波の滝」へ行ってきました。

(2014/01/17 「千波の滝」遠望)
甲府郊外にあるこの滝はアプローチ至便で約150mのマルチピッチのアイスクライミングが楽しめます。
里山の中にこつ然とかかる一条の白い筋は地元の冬の風物詩だそうで、その存在には「ようまぁ、こんな所に!」と驚かされます。
1000mにも達しないその標高の低さから結氷のタイミングや状態はかなり微妙らしく、ここの所の冷えこみを当て込んでのチャレンジでした。

取り付きまで行ってみるとやはりまだちょっと時期が早かったようで、横幅はしっかりあるものの部分的にかなり薄そうでした。
特に1ピッチ目の左上するところはウロコ状の薄氷で、「アイツ… ようこんなんリードしたなぁ」と相棒のN君に感心するやら呆れるやらで、かなりビビりながら私はフォローしました。
その後2ピッチ目と3ピッチ目は概ね快適。
Mガイドのアシストもあってなかなかに満足のいくクライミング&撮影が行えました。
それにしても痛めてから概ね一年になるというのに右足首の状態がなかなか良くなりません。
昨日のようなロングルートになるとかなり痛みも出てしまったりしてうまくないです。
ちょっと大人しくしとらななぁ とは思うのですけれど…
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いのちの記憶
- 2014-01-08 Wed 11:45:18
- 穂高
先日の1月6日は「シノさん(篠原秋彦さん)」の命日で、ふと思い立ちひとりお墓参りに伺いました。
篠原さんが逝ってしまったのは2002年、今年で干支がひと回りしてしまったことになります。
— 12年という決して短くはない時間が過ぎてしまったのですが、
私の中ではシノさんと共に過ごさせていただいたレスキューへの熱き日々は未だに色あせてはいません。
墓石にはシノさんが生前愛して止まなかった山であり、亡くなった場所ともなってしまった鹿島槍が刻まれています。

(2014/01/06)
出会いがあれば必ず別れが訪れるのは世の常なれど、失ってしまったものへの想いにとらわれてしまうことだってあります。
そんなちょっとふさいだ墓参りからの帰り道の車中で、高畑勲監督「かぐや姫の物語」の主題歌である「いのちの記憶」を聴きました。
そして、この唄を歌う二階堂和美さんのビブラートを用いない素朴で力強い歌声に、感じ入り、なんだか救われた思いになったのです。
あの時の自分は、今の自分につながっている…
その人との別れを嘆くよりも、出会えたことに感謝と幸せを抱いて、前を向いていかねば と。
篠原さんが逝ってしまったのは2002年、今年で干支がひと回りしてしまったことになります。
— 12年という決して短くはない時間が過ぎてしまったのですが、
私の中ではシノさんと共に過ごさせていただいたレスキューへの熱き日々は未だに色あせてはいません。
墓石にはシノさんが生前愛して止まなかった山であり、亡くなった場所ともなってしまった鹿島槍が刻まれています。

(2014/01/06)
出会いがあれば必ず別れが訪れるのは世の常なれど、失ってしまったものへの想いにとらわれてしまうことだってあります。
そんなちょっとふさいだ墓参りからの帰り道の車中で、高畑勲監督「かぐや姫の物語」の主題歌である「いのちの記憶」を聴きました。
そして、この唄を歌う二階堂和美さんのビブラートを用いない素朴で力強い歌声に、感じ入り、なんだか救われた思いになったのです。
あの時の自分は、今の自分につながっている…
その人との別れを嘆くよりも、出会えたことに感謝と幸せを抱いて、前を向いていかねば と。
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あけましておめでとうございます
- 2014-01-05 Sun 09:56:12
- 穂高
年末年始は頻繁に寒気の流入があって山は厳しい日が多かったようです。
私は年末の寒波を前に下山して正月は下界で過ごしておりました。

(2013/12/23 蒲田富士付近にて)

(2013/12/23 涸沢岳稜線にて)

(2013/12/24 白出のコルにて)
年末の下山時には迫り来る悪天に追い立てられるかのように這々の体で山を後にしたにも関わらず、
家でコタツに入って熱燗などを飲っていると、またあの強烈な風と厳しい寒さが恋しくなったりもしました。

(2013/12/25 奥穂高岳山頂にて)
2014年 また穂高はどのように厳しくも美しい貌(かお)を見せてくれるのでしょうか。
でもきっと、心ふるえる瞬間がどれくらいあるのかは、
実は穂高の側の在り様ではなくて、その時そこに立つ私自身の感性次第であるのだろうとも思います。
そう、相手が伝えてくれるものをしっかり受け止められるようでありたいものです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
私は年末の寒波を前に下山して正月は下界で過ごしておりました。

(2013/12/23 蒲田富士付近にて)

(2013/12/23 涸沢岳稜線にて)

(2013/12/24 白出のコルにて)
年末の下山時には迫り来る悪天に追い立てられるかのように這々の体で山を後にしたにも関わらず、
家でコタツに入って熱燗などを飲っていると、またあの強烈な風と厳しい寒さが恋しくなったりもしました。

(2013/12/25 奥穂高岳山頂にて)
2014年 また穂高はどのように厳しくも美しい貌(かお)を見せてくれるのでしょうか。
でもきっと、心ふるえる瞬間がどれくらいあるのかは、
実は穂高の側の在り様ではなくて、その時そこに立つ私自身の感性次第であるのだろうとも思います。
そう、相手が伝えてくれるものをしっかり受け止められるようでありたいものです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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