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2013年04月26日 Archive
春と冬
- 2013-04-26 Fri 06:43:43
- 穂高
昨日は入山以来の穏やかな晴天。
気温もぐんぐん上がって除雪も一気に進んだ。
この時期の重要な仕事のひとつに「水作り」があるのだが、それは除雪した屋根に雪をまいて融かし水にするというもの。
これは気温がある程度高くなって陽光が降りそそがないと出来ないのだが、昨日はかなりの量の水も確保できた。
まさしく「春」の一日。

(2013/04/25 1:30pm)
ところが今日は一転して風雪となった。

(2013/04/26 3:50pm)
この時期としてはかなり強い寒気(500hPa=上空5000mで−30℃)というのが襲来しているそうで、
ゴーゴーと唸りをあげて吹雪く様はまったくの「冬」
事実、気温も昨日に比べて10℃以上下がっていて午後5時現在で−9℃、積雪も新雪が20㎝を超えた。
昨日の陽光で表面がいったん緩んだ雪面に、今日(明日も?)の積雪…
これはもうどう考えても新雪表層雪崩が発生する典型的なパターンである。
明日、明後日と山へ入られる予定の方も多いと思いますがくれぐれもご注意下さい。
特に明日、沢筋に入るのはヤバいです。
この時期はほんとうに「春」と「冬」とが交錯する。
それだけにコンディションの変化が激しく、登山においては自然の罠に陥りやすいのではないだろうか。
明後日に営業開始を控えて多くの方々に穂高を満喫していただきたいのはやまやまなのだが、
休日という人間側の都合だけで自然をとらえるのは甚だ危険度が増す。
山の都合(状態)というものをしっかり考えて捉えることはとても大切だと思う。
機嫌が悪いときに近づかないほうが良いのは人も山も同じなのだ。
残念ながら現時点での穂高はそうとう不安定な状況にある。
気温もぐんぐん上がって除雪も一気に進んだ。
この時期の重要な仕事のひとつに「水作り」があるのだが、それは除雪した屋根に雪をまいて融かし水にするというもの。
これは気温がある程度高くなって陽光が降りそそがないと出来ないのだが、昨日はかなりの量の水も確保できた。
まさしく「春」の一日。

(2013/04/25 1:30pm)
ところが今日は一転して風雪となった。

(2013/04/26 3:50pm)
この時期としてはかなり強い寒気(500hPa=上空5000mで−30℃)というのが襲来しているそうで、
ゴーゴーと唸りをあげて吹雪く様はまったくの「冬」
事実、気温も昨日に比べて10℃以上下がっていて午後5時現在で−9℃、積雪も新雪が20㎝を超えた。
昨日の陽光で表面がいったん緩んだ雪面に、今日(明日も?)の積雪…
これはもうどう考えても新雪表層雪崩が発生する典型的なパターンである。
明日、明後日と山へ入られる予定の方も多いと思いますがくれぐれもご注意下さい。
特に明日、沢筋に入るのはヤバいです。
この時期はほんとうに「春」と「冬」とが交錯する。
それだけにコンディションの変化が激しく、登山においては自然の罠に陥りやすいのではないだろうか。
明後日に営業開始を控えて多くの方々に穂高を満喫していただきたいのはやまやまなのだが、
休日という人間側の都合だけで自然をとらえるのは甚だ危険度が増す。
山の都合(状態)というものをしっかり考えて捉えることはとても大切だと思う。
機嫌が悪いときに近づかないほうが良いのは人も山も同じなのだ。
残念ながら現時点での穂高はそうとう不安定な状況にある。
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