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冬月夜

  • Posted by: Hachiro
  • 2010-12-03 Fri 16:25:29
  • 未分類
前回「小屋を閉めてもう1週間」ってなことをいっていたら、
なんとあっという間に「小屋を閉めてもう1ヶ月」です。

なんかキツネにだまされたみたいに「My Lovely November」が終わってしまった。。。
(ほんま「11月」ってエエよなぁ  …小屋終わるし…)

もっとも11月後半は再び撮影のために山へ入っていたのでよけいにそう感じるのかもしれません。

例年、冬の間に幾度か撮影のために山へ入るのですが、
冬の撮影でチャンスをつかもうとするとだいたい1週間単位になってしまいます。
それだけの期間をともにしてくれる数奇な相棒が見つからず、今回の滞在はひとりきり。

11月は22日が満月だったので、撮影の大きな目的のひとつは「月明かり」

月夜
(月明かりの山)




小屋閉めの頃からくらべるとそれなりに雪は増えていて、
夏には人で賑わった小屋のテラスもごらんのとおり。

山荘


10日あまりの間、誰ひとり会うこともありませんでした。


小屋前
(2010年11月27日 午前6時39分)

この写真はセルフタイマーで撮っているのですが、べつに何かを気取って撮ったわけでもなく、
この時はけっこう悲壮な思いで自分を映していたりします。


それは、
このあと涸沢へ下りて撮りたいものがあったので、ここに映っている斜面を下ることにしていました。
しかし雪崩のリスクがゼロではない。

何より今回は相棒なしの単独です。
もしも「出た」ら、ほぼ間違いなくおしまいです。

この期間中に2度、奥穂へも登っています。
もちろんそれも何かが起こればヤバイわけですが、それはあるていど想定できるし、
何かが起こるのは決定的な自分のミスからであろうと、何かしらの覚悟も出来ていました。

でも「雪崩」だけはわからん。

もちろん直近の降雪状況を考慮し弱層テストも行っては見ましたが、
それでも「100%ダイジョウブ」なんてことはあり得ません。

で、夜の間シュラフで悶々としているうちに、
「こらぁ、写真の一枚も残しかんと…」などとまで思いつめてしまったのです。



結果的にはほぼ想像通りの雪質と状態であり、何てことなしに涸沢へ下り立ちました。
(でも、涸沢の安全地帯にたどり着いたときには全身から力が抜けた…)


例えば5月の雪のコンディションが良いときであれば、
穂高小屋から涸沢まで尻セードで10分をきるのも不可能ではないです。(ホンマですよ)

それが状況が変わればこうもオソロシイところへと変わってしまう。

あたりまえで今さらのことながら、
人間の山での経験や理解なんて、
自然の中では吹けばとぶようなものに過ぎないものだと思い知らされた次第です。






…しかし、怖かったなぁ。








さて、今回の目的のひとつ「月夜の穂高」の映像は如何に?


昨年のものと合わせてとりあえずつないでみました(曲が前回と同じでスミマセン…)が、
まぁ、まだまだやな と。










で、懲りずにまた12月の撮影を画策中…
























Comments: 1

g3163 URL 2010-12-30 Thu 11:49:17

宮田さま、

g3163こと山田です。
小屋閉めからもう二ヶ月がたとうとしています。ほんとうに時間がたつのは早いですね。

今年一年お疲れ様でした。また、大変お世話になりました。どうも有り難うございます。
また、たくさんの素晴らしい思い出を与えてくれた穂高にも感謝しています。

山に登っていると、本当に人間なんてちっぽけなものだと思わされることが良くありますね。もちろん、宮田さんに比べれば僕の経験などたいしたことはありませんが、それでも、人それぞれ、山でそういった自然の大きさを肌で感じることが大切なのではないかと思っています。

さて、待ちに待った「雪の穂高岳」、遂に出ましたね。5月の涸沢での撮影の合間に、ケイさんと「絶対買います」と約束したので早く買わなくちゃ、と思っています。

また来年おじゃましますのでよろしくお願いします。

これからもまだ何度か穂高には入られるのでしょうか?
映像も楽しみにしています。

では良いお年をお迎えください。

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