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海の日

  • Posted by: Hachiro
  • 2010-07-20 Tue 09:29:12
  • 未分類
昨日は「海の日」。
数年ぶりにすっきり梅雨が明けたこともあって、山は大賑わいとなりました。

賑わう

この連休中、18日の宿泊は300名ともなっていきなり夏本番。
山荘のアルバイトたちもまだ仕事に慣れていないのでてんてこ舞いの忙しさでした。

この「海の日」が制定された10数年前ころには、
なんと700名以上(!)もの宿泊者数を記録したこともあって、
「海の日」どころか「山の日」じゃないか! と山小屋関係者にとっては戦々恐々の祝日であったのです。

それがここ数年は悪天候と休日が第三月曜日にシフトされたこともあって、
しばらくは鳴りをひそめていたのですが今年はひさびさに大賑わいとなりました。





さて、人が大勢動けば増えてしまうのが遭難事故。

この連休も大キレットや天狗ノコル、ザイテンや白出沢とあちこちで事故が起きてしまいました。
幸い死亡事故はありませんでしたが、目立つのは雪渓上での滑落です。

今年は例年よりもかなり残雪が多いです。
ご注意下さい。
(特に白出沢はまだ500m以上の急傾斜の雪渓がありますので10本爪以上のアイゼンが必要かと)

白出
昨日の白出沢でのレスキュー








私はその悦びを始めて味わった半世紀以上前の、穂高連峰の縦走のことを鮮やかに憶えている。

そのところどころでは滑る岩やぐらつく岩に恐怖を憶えた筈なのに、その記憶の方は都合よく忘れ、自分の山での行動が急にひろげられ、それが自信ともなって、これに似た岩稜を他の山に求めては出掛けて行くようになった。

そのうちに、どの岩がしっかりとして、自分の体重をすべて託しても大丈夫であるとか、確かめる前に、この岩は大変に脆く、そこに手がかりや足場があっても頼りにするのは危険であるとか、一種の勘のようなものが身について来るのだった。

一般登山路といわれている比較的安全な道よりも、より困難な岩稜を選び、そこを登り切って山頂に達した時には、悦びが数倍も大きく深く感じられた。そして自分で自分を一段と成長させたような気持ちにもなるのだった。

それは思えば単純な悦びであって、世間に向かって誇るに足るようなものではなかったかも知れないが、山から下りて来て日常生活に戻っても、登る前よりも幾らか背筋をぴんとのばしていられるような気分であった。

(串田孫一 「岩稜」より)




カナトコ


穂高の夏はまだまだこれから…






Comments: 7

Hachiro URL 2010-08-01 Sun 04:15:39

emiko さま

いやぁ~ ご存じのとおり、
穂高小屋の夏の日々は「一日はとても長いのに、日々の過ぎるのは早い」もので、
あっというまに7月も終わりです。

ところで昨今のバイト達は「平成生まれ」もいて、
なんと僕が小屋へ入った頃には生まれていない! というのがけっこういます。

…オソロシイ。

Hachiro URL 2010-08-01 Sun 04:10:02

黒雷鳥 さま

はへぇ~ 穂高~槍日帰りですか!
凄い!


Hachiro URL 2010-08-01 Sun 04:04:00

higuuno さま

回線の不都合などでご返信遅くなり失礼しました。

そうですか!
いやぁ 今年の「梅雨明け10日」は素晴らしかったですよね!

またぜひ、穂高へ。

黒雷鳥 URL 2010-07-26 Mon 15:11:05

21日は、早朝に穂高岳山荘に立ち寄りました。
急いでいたのでお水と、知り合いのK林君に挨拶しただけで
大キレットに行ってしまいました。
夜の白出沢は10本アイゼンも爪が雪渓にしっかり噛んで
歩きやすく、雪渓上の涼風が気持ちよかったです。

当初予定していた笠ヶ岳までは
いけませんが、日帰りで穂高~槍を縦走して新穂高に帰りました。
私のちょっとした冒険でした。

higuuno URL 2010-07-23 Fri 13:58:10

先日、奥穂登りました!   たしかにすごい人で岩場は行列、出来てましたね。
かなりの晴天で奥穂山荘も布団屋根?になっていました。
休日の翌日に登頂したので、山頂付近は寂しい感じの穂高でした。
いつもテント泊なので山荘の仕事内容はわかりませんが・・・忙しそうですね。
休日後だったので、涸沢ヒュッテのバイトさんは鼻歌まじりで仕事をしていました。

数日前に帰って来たのにもう山に行きたくなってきた・・・

heyko URL 2010-07-20 Tue 21:44:55

「海の日」は7月20日だったんだよね。
夏がやってくるまでにふとんをセット、くる日もくる日も衿布付けをせっせとして。
梅雨があけて、乾いた岩やけなげな小さな花、遠く四阿山・・・
穂高の夏を想い描くとき、なんともことばにできないいろんな情景が-。
お父さんお母さんと何度も登ってきていたあの少女は
もうお母さんになっているのかなー。
25年前の今日、山荘のフロントで受けた1本の電話も覚えてるよ、Happy Birthday!

emiko URL 2010-07-20 Tue 20:36:42

三連休、お疲れ様でした・・・。
てんてこ舞いする新入りのバイトさんたちも
これで、お盆にむけて準備万端ですか?
昔、昔
500人越えの忙しかった夕食後に、やりきった~と盛り上がっていましたね。
あの達成感は人生なかなか味わえるものではないと
しみじみ思います。
バイトさんたちは、この夏、穂高で、素敵な何かをつかんで帰るのですねっ!!

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