Home > 穂高 > どうか…

どうか…

  • Posted by: Hachiro
  • 2014-05-18 Sun 20:50:39
  • 穂高

報道などでご存知かもしれませんが、また穂高で悲しい事故がありました。


140515 笠と虹




収容に携わった身としては、あまり何も記したくもないのですが、これだけは…



連休後半の事故も、今回も、何れも悪天下での悲劇です。
そして双方とも、おそらく奥穂からの下りでルートを見失ったことが大きな原因ではないかと。

山の登りでは、極端な話仮に道を失ったとしてもひたすら高い方へ行けばいずれ山頂へ至ります。
でも下りではそうはいきません。

以前私は100回以上は歩いた奥穂稜線の下りで、しかも夏、全く風のないガスの中、登山道を見失って肝を冷やしたことがあります。

まして積雪期の現在、ホワイトアウトになった奥穂稜線を下るのはとても難しいのです。

それは経験を積んだ熟達者においてもです。
いや、そういう悪天下でも行動できるベテランであるからこそ、山の落とし穴に陥るのかもしれません。


現在の正確な気象情報に注意を払えば、かなりの精度で悪天は予想可能です。



なので、お願いします。
どうか悪天時の稜線を行動するのは避けて下さい。



私自身、冬に稜線で吹雪かれたこともあれば、そういうコンディションで動かざるを得なかったこともあります。
あるいは敢えてそういった困難を求めることも山登りの一部として理解も出来ます。

ただ今の季節は、厳冬期ではないからこそ余計にそういう罠に陥りやすいのかもしれません。


例えば今日のような快晴の日ならば、少なくともルートを失うリスクは全くといっていいほどない。


そもそもが圧倒的な自然というものを相手にする登山という行為を為すのなら、
出来る限り不要なリスクを避けることはすべての登山者の責務であるはずです。



きっとそんなことは、亡くなられた方たちも十分承知であったに違いない。

だからこそ悔しいし遣りきれない。


たった一日、巡り合わせが違えばこんな悲劇はなかったはずなのですから。
























































Comments: 1

URL 2014-05-18 Sun 22:17:50

穂高を離れて40年近くなりますが、やはり気になる場所です。特に遭難・滑落などのニュースを目にすると心が痛み、山荘のメンバーのことが気にかかります。今年は事故が多く11月小屋閉めまで事故が無いように祈るばかりです。4日中之島公会堂でのイベント楽しみにしています。

Comment Form
Only inform the site author.

Home > 穂高 > どうか…

タグクラウド
最新コメント
リンク
パタゴニア Photo: Barbara Rowell
パタゴニア セール

使いっ走りheyko のつぶやき
メッセージはこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

ランキング

この人とブロともになる

QRコード
QR
ブログランキング

FC2Blog Ranking

ようこそ穂高へ

Return to page top