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営業直前

  • Posted by: Hachiro
  • 2014-04-25 Fri 06:28:31
  • 穂高
ここのところの晴天で除雪も順調に進み、小屋の屋根もだいぶ見えてきました。

140424 除雪



さて大型連休へ向けて、小屋の営業も28日から開始となります。



現在の稜線付近の状況をちょっとお伝えしておきますと、
入山時の積雪は例年よりも少なめでしたが、現在はほぼ例年並みに雪はあります。
(そもそも雪の多少は春山でのルートの困難さにはほとんど関係しません、
雪が少ないからといって歩きやすいわけでもなく、また技術的に簡単になるわけでもないのです)

そして現状では、稜線の技術的難度はかなり高いと思います。

それは22日に降ったみぞれの影響でなのか、非常に雪面が固く、またルートにびっしりと雪がついていることによります。


140424 奥穂
(2014/04/24 奥穂への雪壁)


ごらんのように奥穂への壁はまだかなりエビのシッポやベルグラが張り付いています。
またハシゴ場上部の雪壁も例年よりも斜度がありそうですし、またカチカチに締まった状態で、
登りはともかくここをピッケル一本でクライムダウンするのは相当難しそうです。
(私なら間違いなくロープを使って懸垂下降します)


それとまだ奥穂山頂へは行っていないので、確かなことはお伝え出来ませんが、
山頂直下の「間違い尾根」の雪壁も、遠目に見る限り小雪庇となっていて悪そうな感じです。


現状では、奥穂への登頂はロープが必携だと思います。






140424 涸沢岳
(2014/04/24  涸沢岳方面)


また涸沢岳へもご覧のとおり、ルートはびっしりの雪です。

この時期の特徴として「時間帯による雪のコンディション変化の激しさ」というのがありますが、
白出のコル〜涸沢岳はルートが南向きということもあって特に状態が変わりやすい。

ちなみに23日に夜明けの撮影に登ったときは、所々アイゼンのツァッケが半分ほどしか入らないほどの固い雪面で、
下りではかなり緊張しましたし(ワンミスで間違いなく吹っ飛びます)、
普段の涸沢岳では考えられない場所でクライムダウンを強いられました。




これからの天候や気温動向で、この先ルート状況はどう変わっていくかはわかりませんが、
ともかくこの時期はコンディション変化の激しい時である ということを重々意識されて、
美しさの裏にひそむ危険に、くれぐれもご注意下さるようお願いいたします。



下界では夏日ともなる時期ではあっても、穂高の3000mの稜線は、まだまだ冬の貌を失ってはいないのです。






140423 涸沢岳より
(2014/04/23  5:15am  涸沢岳より)











































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