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吊尾根

  • Posted by: Hachiro
  • 2012-07-09 Mon 04:41:55
  • 穂高
吊尾根3
(2012/7/8 吊尾根より奥穂とジャン)



先週、岳沢から穂高岳山荘へとむかった60代の男性(単独)がいた。

アイゼン・ピッケルなし、まともなカッパなし、ヘッドランプもなし…
結局夕闇せまる午後7時頃に長野県警を通じての救助要請となり、奥穂山頂付近で山荘スタッフが収容した。

今時期の吊尾根は急峻な雪渓のトラバースが数カ所あって、アイゼンなしでの通過はちょっと考えられない。

「その装備でよくここまで来られましたねぇ」となかば呆れ顔でスタッフが問うと、
「いやぁ〜、なんとかコレ(コウモリ傘)があったンで…  コレが無かったらムリでしたわ!」と、そのおじサン。


…おいおい、そらぁアカンやろ…



で昨日、まだ時期としてはちょっと早いのだが、連休も迫ってきたことであるので、
通年行事ような作業である吊尾根の雪渓の「道切り」に行ってきた。

吊尾根2
(2012/7/8 吊尾根にて)


紀美子平の奥穂側に2カ所、それぞれ20mと25mほどの雪渓が残っているところに道を切る。
固くしまった雪渓はスコップだけではなかなか手強く、チェーンソーまで持ち込んでの作業である。

これで一応アイゼンがなくても通過は可能。

でも、重太郎新道にはまだ雪があるようだし涸沢周辺もまだまだ残雪が多い。
ザイテングラードのルートも「道切り」を済ませてはあるが、下部ではかなりの距離を雪渓を歩かねばならない。


今週末の連休では軽アイゼンていどは持たれたほうがよいです。


…それと、くれぐれも傘を使った雪渓トラバースは止めましょう。  キケンが危ないです。


















Comments: 2

海月 URL 2012-07-10 Tue 23:53:05

此手のおじさんは昔もいました。
昭和61年頃の10月中頃に1㍍近くの積雪の中で奥穂高岳山頂で六十代の男性が走る様にすれ違いましたが、アイゼン・ピッケルも無くビニールのキャラバンシューズとディパックのみでした。
雪は表面が10㌢位アイスの最中状態でトレースも足跡程度で生きて帰れるのかと心配でした。
自分は10本爪アイゼンとピッケルでスコップ・シュラフの装備でした。
登山する人はケガする事が前提の装備と気構えが必要と思います。自分の恥じを晒すと四回肋骨を折り、頭を20針縫い、手首の静脈を切り必死で撤退したことも有りましたが、幸い救援を求めた事無く登山を続けています。
信州百名山の著者の清水師も熊伏山で遭難した事を悔いて詳細に反省をしていました。
登山者は自分の技量と経験を考えて山に臨むのは当然の事であり、山荘ありきの登山は複数の技量経験ある者同伴が必要と思います。
スイス並ガイドの制度が必要で、関係機関が努力しておられ、早く一般化して欲しいと思います。

鯛の字 URL 2012-07-09 Mon 18:42:06

インターネットで何でも調べられる時代に、どこからかの情報で無謀にも穂高を目指したのですかね…。
呆れて言葉がありません。

しかし、こう言った発信を通じて、安全登山の一助になることを信じています。
小屋番の皆さんに、心から敬意を表します。

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