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2015年07月 Archive

レスキューの日

  • Posted by: Hachiro
  • 2015-07-30 Thu 21:00:08
  • 穂高
夏山シーズンが本格化して穂高は連日の賑わいとなっています。

そうなると起こるのが遭難事故。
穂高はそういう山であるのだから仕方がないとは思いながらも気に病みます。

そして昨日、今日は報道でも派手に報じられた屏風岩での一件や、知られることはなくとも生死に関わる穂高岳山荘での事案もありました。


150730 レスキュー
(2015/07/30 レスキューフライト 6:10pm)




屏風岩の一件はぼく自身はノータッチではありましたが、その発生場所といい、状況といい、天候といい、
携わった救助関係者全ての懸命な尽力がなければ生存救助は不可能であったろうと思います。



本当に、あの壁からの無事救助を成し遂げた名もなき英雄たちに心から拍手です。




ぼく自身この数日は数件の救助に関わっていますが、幸いなことに大事には至らぬ救助要請でした。


山の救助に携わっていてやはりやるせないのは死亡事故での収容です。

誰も事故を起こそうと思って起こすのではないことは重々承知のうえで思うのですが、たとえ手足の一二本折れていたとしても頼むから生きていて欲しい。

穂高で救助に携わる者すべては必ずあなたを救うべく全力を尽くします。




だからお願いですから、何とか、生きていて欲しい。


















夏、全開っ!

  • Posted by: Hachiro
  • 2015-07-26 Sun 15:26:57
  • 穂高
グズつきがちだった天気もようやく安定して来たようです。


150726 御来光
(2015/07/26 4:50am 御来光)





今朝はジャンと笠の間に夏到来を告げる鳥のような雲が浮かんでいました。



150726 夏到来
(2015/07/26 8:50am)






どうやらいよいよ「夏、全開っ!」って感じっすかね。


150726 夏 全開っ!
(2015/07/26 0:00pm)










































Here we go !

  • Posted by: Hachiro
  • 2015-07-18 Sat 19:03:23
  • 穂高
連休初日の今日は、台風の接近した昨日よりも酷い雨風となってしまいました。
台風一過の青空を期待していたのにがっかりです。

ぼくの出身地である近畿地方では鉄道が大きく混乱しているそうで、きっと山へ向かおうとしていた方も足止めを余儀なくされてしまったのではと危惧しています。


むかし夏になるとよく着ていたお気に入りのTシャツに「Here we go !」という文字がプリントされていました。
「さぁ、いくぞ!」とでも訳すのでしょうか。
なんかその言葉の勢いみたいなのが夏にピッタリで、どうか早く、山を目指すみな様にもこの言葉を口にして欲しいものです。




150712 前穂にて
(2015/07/12 前穂にて「Here we go !」)





予報では、来週半ばには安定した夏空が広がるとのことです。
期待したいですね。

















































Congratulations!

  • Posted by: Hachiro
  • 2015-07-13 Mon 19:16:58
  • 穂高
さて昨日の朝、吊尾根の登山道の状況確認にと稜線を駆けあがり、やがて奥穂山頂へとさしかかると…



150712 奥穂Wedding_08
(2015/07/12 奥穂高岳山頂にて)



なんと!

純白のウェディングドレスを纏った花嫁がいるではありませんかっ!!





聞けば仲間4人でコレを目指して準備してきたとか。

いやぁ〜  僕はこれまで数え切れないくらい奥穂山頂へは足を運んできていて、
その度ごとに嬉しかったり、感動したり、感激したり、落胆したり、寒かったり、熱くなったり、フルえたり、涙したり… 数多の想いを体験してきましたが、
およそ「目出度い!」という感情を抱いたのは初めてでした。


「ゼヒ写真撮らせてっ!」 という僕の申し出を快諾してくれたおふた方は、
とてもチャーミングで素敵な花嫁と、もうシアワセでたまらん!という笑顔の花婿が、なんともサイコーでした。



150712 奥穂Wedding_20





どーりで前日まで寒いくらいだった気温が、その朝はいっぺんに暖かくなったワケです!


ほんとうに、なんだか幸せを分けていただいた気持ちです。
ステキな披露宴を催した仲間たちともどもに、ありがとう!



ふたりのゆく末に幸多かれと、
そして今シーズン奥穂山頂へ訪れる方々にも幸多かれと、
こころより祈るのであります。




山の彼方の空遠く 幸い住むと人のいう …




















登山道情報 2015 夏

  • Posted by: Hachiro
  • 2015-07-12 Sun 19:29:49
  • 穂高
残雪状況が日一日と変わってゆくこの時期ですので、このブログでは敢えて登山道情報を掲載してきませんでしたが、海の日の連休も迫ってきたことですので、ここ数日で収集した各ルートの現状をお伝えさせていただきます。

《概況》

150711 北穂南稜より
( 2015/07/11 北穂南稜より)


今年は例年に比べて雪解けがやや早いものの、涸沢などの谷筋には残雪がまだまだ豊富に見られる。
特徴として2300m〜2600m付近の残雪は局所的に例年以上の深さとなっている。
主稜線についてはほぼ全てにおいてルート上には雪はない。

気温は7月11日の最低気温が5℃台、7月12日は10℃ほど。
最高気温は両日とも20℃を越え、朝夕と日中の気温差が激しい。

7月10日からは安定した晴天が続いており、梅雨明けの発表はされていないものの太平洋高気圧の勢力下で夏空が続いている。
今後は台風や低気圧の動き次第で天候悪化も予想されるので、入山直前の天気予報を確認されたし。


《白出のコル(穂高岳山荘)〜北穂高岳》
コース上の99パーセントに雪はないが、1カ所だけー最低コルの涸沢岳側のスラブ状の岩場に5mほど氷化した残雪がルート上にある。特に朝の気温の低い時間の通過には注意が必要。迂回不可。


北穂最低コル付近1
(2015/07/12 白出のコル〜最低コル付近)


北穂最低コル付近2
(上写真の拡大)


ルート上には浮石が多いものの、崩落や通行不可能箇所はなし。




《白出沢〜白出のコル(穂高岳山荘)》
セバ谷下(2400m付近)から2600m付近まで、長さ約400mほどの急峻な雪渓あり。
登り下りともアイゼン(10本爪以上)・ピッケル必携。
1800m付近のゴルジュ下徒渉地点には丸木橋あり。



《岳沢〜重太郎新道〜吊尾根〜奥穂山頂〜白出のコル(穂高岳山荘)》
ルート全般に渡って残雪は消えている。
紀美子平の奥穂側にルート上に5mほどの残雪があるものの、脇を容易に通過可能でアイゼン・ピッケルの必要なし。

紀美子平付近
(2015/07/12 紀美子平付近)



吊尾根はルートの全てが岳沢側を通る。涸沢側への踏み跡へ入らないよう注意。



《涸沢〜ザイテングラート〜白出のコル(穂高岳山荘)》
涸沢小屋上部から標高2500付近までやや急な雪渓がルートを覆っている。
この雪渓の通過には10本爪以上のアイゼンとピッケルの携行が望ましい。


涸沢状況
(2015/07/12 前穂山頂より涸沢方面)


DSC00103 残雪
(青と赤のラインがルートで、赤が残雪部分)



ザイテングラート取り付きや中間点付近、山荘直下で短い雪渓を踏むもののステップあり。





以上が7月12日現在での穂高岳山荘周辺の登山道状況です。

特に強調しておきたいのは、メインルートとなる涸沢〜穂高岳山荘でまだまだかなりの残雪があるということです。
まぁこれはこの時期としては普通のことではあるのですが、酷暑の下界からすると面食らってしまうかもしれません。
涸沢上部の雪渓は慣れた方ならアイゼンなしでも通過できますが、ビギナーの方はぜひ滑り止めのご用意を。



さて、今日は吊尾根へのルート偵察の折、奥穂山頂でとても素敵で幸せなものに出会いました。

それはまた明日に…



































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