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2014年11月 Archive

小春日和

  • Posted by: Hachiro
  • 2014-11-28 Fri 17:27:36
  • 穂高
小屋閉めから瞬く間に三週間あまりが過ぎてしまい、すっかりのご無沙汰となってしまいました。

その間、東京や神戸、徳本峠に甲斐駒と、あっちゃこっちゃを動きつつ映像の編集作業なども手がけていたのでなかなかに多忙でした。


昨日も夜は遭対協の懇親会のため松本へ赴いたのですが、行きがけに小春日和の日差しにさそわれて、ひさしぶりに白出の森で少し撮影を。


141127 白出河原より
(2014/11/27 白出の森の河原より)



先日の雨は山では当然雪となっていたようで、晩秋の森のむこうに燦然と真っ白な峰々が眩しかったです。

時おり稜線付近に舞い上がる雪煙が風の強さを伝えます。




141127 白出堰堤より
(2014/11/27 ジャンダルム遠望)




稜線はもうすっかり冬の様相ですね。

師走となる来週には寒波がくるそうで、里でも雪となりそうです。
































立冬

  • Posted by: Hachiro
  • 2014-11-08 Sat 09:21:05
  • 穂高
昨日は立冬。

暦の上ではもう冬となってしまいましたが、山から下りたばかりの身にはまだまだ秋を堪能したいものです。
なので家の奥深くまで差し込む陽ざしにヌクヌクと、昨日の午前中は読書を決め込みました。


すると山本周五郎の「晩秋」という短編にちょうど出会し、こんな一文を見つけました。

「花を咲かせた草も、実を結んだ樹々も枯れて、一年の営みを終えた幹や枝は裸になり、ひっそりとながい冬の眠りにはいろうとしている。自然の移り変りのなかでも、晩秋という季節のしずかな美しさはかくべつだな」




午後になって思い立って赴いた上高地では、そんな文章そのままの光景がありました。



141107 上高地にて
(2014/11/07  2:40pm 上高地にて)



































無事下山

  • Posted by: Hachiro
  • 2014-11-05 Wed 17:45:33
  • 穂高
今朝、雪の白出沢をスタッフ10名で下山。
道中それなりに雪もあり凍結していたりもしてちょっと苦戦しましたが、昼ごろに無事下界の人となりました。



写真は昨日の奥穂山頂からの夕景です。
新雪の峰が神々しいほどに紅く染まりました。


141104 奥穂山頂より
(2014/11/04  奥穂高岳山頂よりアーベントロートの前穂と明神)






今年も、みなさまあたたかなコメントの数々、ほんとうにありがとうございました。

あまり返信も書けずに申し訳なかったのですが、いつも励まされ勇気づけられました。
山小屋のシーズンオフ中もぼちぼちとブログを更新させていただきますので、またよろしくお願いいたします。




さて、これから仲間たちと夜の街に出陣デス。

さぁ 飲むぞぉぉ!
























風の朝

  • Posted by: Hachiro
  • 2014-11-04 Tue 11:02:44
  • 穂高
今朝は快晴。
でも山に吹く風はもう厳冬期のそれで、風速15m以上の烈風が雪を舞いあげていました。


人の姿の絶えた稜線にただ風が吹き雪が舞うー原始そのものの姿を穂高は取り戻そうとしています。



141104 風の朝_2
(2014/11/04  7:00am 涸沢岳稜線にて)





さて、われわれ小屋番も山を下りる刻がきたようです。





























営業最終日

  • Posted by: Hachiro
  • 2014-11-03 Mon 15:53:41
  • 穂高
穂高岳山荘は明日で2014年度の営業を終えます。

宿泊最終日となった今日は終日風雪の一日となって小屋前ではもう20㎝ほどの積雪となったでしょうか。
おそらくこれが根雪となり穂高はこれから長い冬を迎えます。


山荘_20141103_11
(2014/11/03  3:30pm)





今年、穂高小屋を訪れてくださった方々、
足を運ぶことは叶わなかったけれど穂高を想ってくださった方々、
そして、このブログを読んでくださった方々へ、こころより御礼申しあげます。

ありがとうございました。



思い返せば今年もさまざまな出来事がありました。

その中で強く脳裏に留まるものは、残念なことに人の死に関わることが多いです。
春の立て続けの遺体収容、夏の長雨増水による滝谷出合の遭難、そして秋の御岳の噴火…

どの方も「好きな山で亡くなったのだから本望」だなんてことは少しもなく、皆が皆、思いもしない突然の無念の中でその生を終えられたのだと思います。



山野井泰史さんのエッセイに「山で死んでも許される登山家」という一文があるのですが、同じ本(『垂直の記憶』)に載せられている「クヌギの木と柿の木」と共にとても好きな文章です。
そこには「不死身だったら登らない。どうがんばっても自然には勝てないから登るのだ」とあります。
純粋に、真摯に、激しく、全力で困難な山に挑戦し続けた山野井さんだからこその、山で死ぬことへの究極の覚悟としての言葉にとても感じ入ります。

山へ登る者だれもが、彼ほどの「覚悟」を持ち合わせることはないかもしれませんが、少なくとも私はそこにどんな危険や困難が存在しようと、山へ登ろうとする人を否定したりはできません。

山には、その人の生をかけても登るだけの意味や価値が確かにある。
人は何も死ぬために登るのではなく、その生を目一杯に輝かせるためにこそ登るのだと思うのです。


だからこそ、山での死を悼みます。


今年も少なくない数の人が穂高で命を落とされました。

想いをめぐらせれば、私のかけがえのない友人や先輩もこの山に眠っています。



「生きるために登る」

ー そんなことをいまさらに考えてしまうシーズン終わりです。





























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